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ブロイラー飼育管理マニュアル
W.記録のとりかた
W−1.記録を取る意味(目的)
- 現時点までの成長度合い、飼料の食い込み状況、飼育環境の良否を記録結果から判断し、その後の飼育管理の指針に役立てます。
- 出荷終了後、次回以降の飼育管理(飼料摂取量と増体量の関係、衛生状態、換気管理等)をより良くするための反省材料に役立てます。
- 以上の反省を基に良い点を残し、悪い点を修正し、農場独自の飼育マニュアルを作成または改訂し、同じ誤りを繰り返さないようにします。
W−2.記録の内容
- 体重測定
- 到着した雛の体重測定
- 種鶏ロット毎に、任意に抽出して、最低3箱を測定します。同時に雛羽数の確認もします。
- 雌雄鑑別されている場合は、雌雄を区別して測定します。
- 体重測定は個体別に行い、1週令までは毎日、その後は毎週末に行います。
- チックガードの使用中は、チックガード毎に、ほぼ同じ羽数を無作為に抽出して測定します。
- チックガードを取り除いた後は、出入り口・奥・中間又は入気側・排気側・中間など場所毎にほぼ同じ羽数を測定します。
- ★無作為抽出
- 体重の重そうな雛のみとか、または軽そうな雛のみなどを選ばないで、雛を拾い上げる人があたかも目隠しでもしているかのようにして雛を取り出すことです。
- 測定値の取りまとめ
- 平均値、標準偏差、変動係数の計算方法は、補足の項(P102)をご参照して下さい。
- バラツキ(標準偏差、または変動係数)が大きいと考えられる場合は、その原因を追究します。
- それぞれの平均値間に大きな差がなければ、平均値の平均値を求めます。
- それぞれの平均値間に大きな差があれば、差が大きくなる原因を追究します。
- 測定結果を目標体重曲線のグラフに記入します。
- 摂取量(飼料給与量)の測定
- 餌付以降の幼雛期は毎日の飼料給与量を記録します。
- 自動給餌器を使用後、毎週、飼料の入荷量と残量から総飼料給与量を計算し、1羽当たりの飼料摂取量を推定します。(自動給餌ライン中にある飼料重量は、事前に測定しておきます。)
- 1羽当たりの飼料摂取量を、目標飼料給与量グラフに記入します。
- 弊死・淘汰羽数の記録と呼吸器症状などの記録
- 弊死・淘汰羽数は毎日記録します。
- 呼吸器症状などの異常に気を付けて、異常があれば記録します。
- 舎内外の温度記録と天候の記録
- 舎内外の最高・最低温度を飼育日誌に毎日記録します。
- 天候の記録は、晴れ・雨等の他に、風の強弱なども記録します。
- その他の記録
- 給餌器、給水器の個数とその変更日
- 飼料の切り替え日
- チックガードの広げ具合とその作業日
- 換気扇の作動台数、入気口の向き、開き具合、設定温度
- カーテンの開閉状況
- 床面状態
- ワクチネーション
- 投薬
- 特記事項
個体測定されたデータは、全ての個体測定値から平均値と標準偏差を算出し、その後、変動係数を計算します。
図示した実例の平均体重から順調に成長しているかどうかが一目で判ります。
* 順調な成長(目標曲線をクリアしている。上下動のない成長)をしていない場合はその原因を追究します。
* 予定通りの飼料摂取量でない場合はその原因を追究します。
弊死の原因が把握できる場合はその死因や、淘汰の理由を記録します。
* 弊死や淘汰の羽数が異常に多い場合や、呼吸器症状などの異常が判ったら、指導員に相談します。
* 舎内の温度計を読みとる際に合わせてブロイラーの行動を観察します。
以上の他、下記の点も記録します。

